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ASSOSアンバサダー 小野康太郎のヨーロッパレースレポート

ASSOSアンバサダー
小野康太郎のヨーロッパレポート
VOL.4

4月24日〜5月1日

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4月24日
回復走

  前日のレースからの帰宅が23時頃になったので、ゆっくり起床し、昼前から回復走に出かけた。
翌日はイタリア解放記念日で祝日。下のベーカリーは休みになるので朝食分のパンを受け取った。そして翌日のレース準備を済ませた。

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 ある日の朝食の例。まず自分の部屋でドライフルーツ入りのミューズリーとコーンフレークを豆乳とヨーグルトとバナナと混ぜて摂取。下のベーカリーにいき、パンを2個とオレンジジュース、最後にカプチーノを取り、練習の準備をし、出掛けることが多い。

4月25日
71/a Coppa Caduti Nervianese Nerviano (regionale)
距離150q / スタート12:00

 今回は平坦のレース。regionale(地域)レースといって、イタリア国内の標準的なレース。とはいってもイタリアを代表する選手は多数いる。イタリアは北部でレースが多く開催されており、南部はほとんどレースがない。イタリア人以外にも様々な国籍(イタリアを拠点にする外国チームやオーストラリア・ロシアなどのナショナルチーム、東ヨーロッパの選手がイタリアのチームに多く所属している)の選手、チームが集まってくる。

 出走人数は110人程とイタリアのレースの中では少なめ。そして今回はチーム数が少なく、10人以上選手がいるチームが3チーム。チームミーティングでは、このレースはそのまま集団でゴールを迎えることはなく、逃げもしくは集団が分解されゴールを迎えると予想されたので、10人以上の逃げには必ず乗らなければならなかった。

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 レースが始まり1時間ほどはアタック合戦がつづき逃げが決まらず、50kmを過ぎた辺りで10名程が先行し、直後の追走に乗ることができ、先頭に合流することができた。20人ほどいるので、この中であまり力を使わずに走れている。この集団に次々と追走が合流し40人程に膨らんだ。ここにチームメイトのニコラスがやってきた。ここからは6kmを6周、コーナーだらけの小周回に入るのでこの集団の分解に気を付け前方で走った。後ろの集団は完全に動きが止まってしまい小周回に入る前に集団ごとレースを下ろされていた。
 残り2周各チーム残っている人数を使いゴールスプリントへ準備し始めた。他選手を使いうまく位置取っていたが、ラスト1mで埋もれてしまい、最後スプリントする力もなく15〜20位でゴールした。
 
 前のレース達よりレースレベルが下がったのもあるが、やっと少しずつだがレースを走っている体の感覚が戻ってきた。期待以上のことはできなかったが、最低限チームの指示通り走れ、少しだが成長できたと思う。この日のレースは平均時速47q/hだった。 
 
 レースを制したのは、イタリアの名門、チーム・コルパック。この日コルパックは各地で3レースに出場し、全部勝った。ちなみに昨年は70勝以上した。国内でもトップクラスの成績を出してきた選手しか在籍しておらず、昨年はリオデジャネイロ五輪にトラック競技で3人出場し、今年5人がプロツアーチームで所属する世界トップクラスのElite&U23チームだ。

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 レース後会場から家まで20kmほどだったので、クールダウンを兼ねて自走で帰った。レースも含め170km走れたので、良いトレーニングにもなった。
  帰宅後、トロンコーニ家のみんなとピザを食べに行った。ここのピザ屋は、トレック・セガフレードのイタリア人選手、ニッツォロやアラファーチがよく来ていて、自分も行ってみたかった店だ。久々の本場のピザ、美味しかった。

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レース動画
少し長い動画ですが、22分辺りで数秒間自分が映り、47分辺りからラスト1周です。



4月26日
雨の一日

 この日は生憎の雨。なので、ダヴィデ・トロンコーニにローラー台を貸してもらった。彼は自分の住むところから200m程のところにある学校に通っているので、登校時に届けてくれた。1時間30分脚を回し、身体を回復させた。
午後は溜め込んでしまった前回のレポート作成に取り掛かり、完成させた。

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ローラートレーニング

4月27日
雨中のトレーニング

  この日も雨だったが、自宅から北にあるヴァレーゼ方面へ1人練習に行った。気温は10度ほどで、雨も降っているので寒い。小雨が降る中スタート。

  今日のアイテムは、夏用長袖インナー、チームの長袖起毛ジャージにウィンドブレーカーを羽織った。下は春秋用タイツに大きめのソックスで作ったシューズカバー。そしてサイクルキャップ、ネックウォーマー、春秋用グローブ。泥除けをつけ、山の下りと本格的な雨に備え、レインベストを背中に忍ばせた。もうすぐ5月だが、ヨーロッパはまだまだ寒い日もある。
登りと平坦でメニューを行い、3時間半のトレーニング。

 自転車がドロドロに汚れたので、練習帰りに近くの車の洗車場に寄った。シャンプーと高圧洗浄機で自転車を洗い、かなり綺麗になり満足。ちなみに2ユーロで洗車ができた。

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峠は霧の中
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トレーニング後、近所の洗車場で洗車

4月28日
遠征準備

 翌日からチームとイタリア、フランスで2レースの3連戦の遠征に出る。
天気が晴れるのを待ち、レースに備えたトレーニングへ行き、遠征の準備を済ませた。

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ASOSS SS Equip ジャージ

 この日はアソス Equipe Jerseyを着用した。かなりタイトに作られておりエアロスーツのようにぴったりとしている。着心地、デザインと自分が今まで着用したジャージの中で一番気に入っている。
 最近気が付いたのだが、アソスのジャージは背中ポケットの中に、補給食や携帯電話や財布などが飛び出さないようにカバーがついている。これなら安心してトレーニングができる。

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ASSOSのフラッグショップ MANGAYIO(マンガヨー)での試着の様子

4月29日
7° TROFEO CORRI PER LA MAMMA E GIUSEPPE GIUCOLSI A.M. (nazionale u23)
距離150q スタート13:30

 この日はイタリア・ヴァレーゼ県タイーノにてレース。家の近くでチームに拾ってもらった。このレースはnazionare レースといって、UCIレースではないもののイタリア国内で格式の高いレースの一つだ。去年までU23のネイションズカップ(年代別ワールドカップ)だったCoppa dei Laghi Trofeo Almar のコースを半分使用する一周16qのアップダウンコース。ムービーを観てもらうと分かるが途中数百メートルの石畳の激坂が現れる。

 レースは3人が逃げ切り、自分は集団内でゴールし33位だった。まずはこのレベルでトップ10に入れるようになりたい。大した結果は出ていないが、終始余裕を持って走れた。身体の状態はもとに戻ったと言ってよい。去年はこのレベルのレースで完走すらできなかった。

レースハイライト動画



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今レースの参加メンバー
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石畳の激坂区間

4月30日
Grand Prix New Bike (フランス Category1&2)
距離142q スタート14:30

 昨日のレース後、フランス・リヨンへ移動。ホテルに到着したのが、夜中0時過ぎだった。
フランスのレースは選手のカテゴリー分けがある。詳しくはフランスで活動するエキップ・アサダのホームページを観てもらうと分かりやすい。
http://www.cyclisme-japon.net/modules/race/details.php?bid=655

 コースは1周14kmで2か所1kmほどの厳しい登りがある。そしてこの日は自転車でまっすぐ走るのが難しいほどの爆風だった。レース前試走へ行ったが身体が重い。前日のレースと移動の疲れを引きずってしまっていた。レースが始まりいきなり登りなので前方でスタートしたものの、登りでズルズルと後退。そして横風で休む暇もなく追い打ちを掛けられ、2周目で遅れてしまった。レースに連れてきてもらったのに申し訳なかった。その後1時間軽く走り、翌日のレースに備えた。レースを観ていたが風の影響で、どれも集団になっておらず、厳しいレースとなっていた。

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試走の様子

5月1日
Bourg-Arbent-Bourg (フランス Category1&2)
距離143q スタート13:00

 この日もフランス、月曜日だが祝日のようだ。周回レースではなく、コースプロフィールには見えない無数のアップダウンが続くラインレースだった。アタック合戦が続き、25kmほどで2人抜け出したので、チームから自分が飛び出す。うまく抜け出せて集団と差がついて、後ろから3人やってきた。その後前を走っていた3名に追い付き9名の逃げ集団が形成された。 走っている感じ身体は軽い。
 自分を含む逃げ集団はメイン集団に1分から2分のタイム差で推移。追走もあるが逃げ集団は良いペースで進んでおり差は縮まらない。残り15km逃げ切り濃厚だったが、ラストの登りで遅れ、結局5人がそのまま逃げ切った。その後小さいグループにいくつか抜かれゴールした。

  本勝負が始まってから、いかに粘れるかが今後の課題。100km近く逃げに乗れて良いトレーニングになった。レース後、監督から褒められたが、レース中にもっとチームカーを利用しろと指導を受けた。逃げている際チームカーを呼び、補給を受けることで数秒間車の力を使えたりするため。

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9名の逃げ集団での走り


次週は休息日のミラノ観光、マペイスポーツセンターでメディカルチェック、フィジカルテストに週末はスイスでレースです。

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